住友不動産が木造新工法 耐震5倍超で他社と差別化

住友不動産が、一般的な在来工法と比べ5倍以上の強度を備えた「高倍率耐力壁」を新開発し、11月以降受注する木造注文住宅で使用することが29日、わかった。耐震性能は「業界最高クラス」(同社)といい、災害への強さと合わせ、高い設計自由度を打ち出…

佐賀県、「陸屋根」向け太陽光発電設備の設置工法開発-工期短縮・コスト65%に抑制

【佐賀】佐賀県は鉄筋コンクリートの平らな屋根に用いる太陽光発電設備の設置工法を、戸上電機製作所などと共同開発した。従来のアンカー工法に比べて工期を短縮できるほか、屋根へのダメージを抑えることができる。今後事業化を図り、県内の関連産業振興を…

ケイアイスター不動産、産学官連携し住宅開発

ケイアイスター不動産(埼玉県本庄市、塙圭二社長)は2日、早稲田大学、埼玉県本庄市と共に産学官の連携で、県産材を使い、共同利用の井戸水を住宅の空調熱源として活用するなど地産地消型スマートハウスの戸建分譲プロジェクト「made in HONJO…

省エネ補助金を不正受給 建設会社など11業者、工事費水増し

省エネにつながる住宅やビルの改修工事費用を補助する国土交通省の事業で、工事を請け負った建設会社など11事業者が工事費を実際よりも高く偽って申請し、補助金計約9千万円を不正に受給していたことが15日、会計検査院の調べで分かった。事業者側に領収書…

大林組など3社の首都高拡幅工事、新工法で通行止めなし

通行止めなしで工事―。大林組など3社が首都高速道路の板橋ジャンクション―熊野町ジャンクション間で、新工法による車線拡幅工事を進めている(写真)。同区間は上下に高速道路が走り、道路の両脇を橋脚が支えており、拡幅は車両の通行を止めないと不可能と…

YKK AP、樹脂窓と耐震フレーム組み合わせた耐震改修工法

YKK AP(東京都千代田区)は10月1日、樹脂窓と耐震フレームを組み合わせた耐震改修工法「フレームII」を発売した。木造戸建て住宅を対象とした性能向上リフォームやリノベーションでの提案を想定した商品。 新工法は開口部を設けながら、耐力壁量…

国内最大メガソーラー、地域活性化で注目-岡山・瀬戸内市の塩田跡地、出力23万kW

同事業は元ゴールドマン・サックス投信社長の山崎養世氏が社長を務めるくにうみアセットマネジメント(東京都千代田区)、東洋エンジニアリング、GEエナジー・フィナンシャルサービス、中電工の4社の企業連合が手がける。2019年に完成すると瀬戸内海…

飯舘の災害公営住宅建設工事の安全祈願

東京電力福島第一原発事故で全村避難した飯舘村の災害公営住宅「大谷地団地」の建設工事安全祈願祭は16日、同村草野の建設予定地で行われた。 施工業者の英(はなぶさ)工務店(飯舘村)が実施し、村や同社の関係者合わせて約30人が出席した。菅野典雄村…

木質バイオマス発電所を自治体が誘致、港の近くで1万1000世帯分の電力

木質バイオマス発電所の用地は日本海側で最大の物流拠点になっている「新潟東港」に隣接する工業団地の中にある(図1)。再生可能エネルギーの導入を推進する新潟市が誘致したもので、1万6000平方メートルの敷地に建設する。 誘致に応じた発電事業者は、福島…

小田原城:天守閣耐震改修、本格スタート 外壁に足場 /神奈川

耐震改修が進む小田原城天守閣で、本格的な屋根や外壁工事用の足場が組まれた。 天守閣は耐震改修と展示リニューアルのため7月1日から休館。来年5月1日のオープンを予定している。これまでに天守閣内の展示ケースや内装を撤去、地下1階から耐震ブロック…

ビル外壁の強度3割増 ノザワが25年ぶり新工法

外壁材メーカーのノザワ(神戸市中央区)は、ビル外壁の強度を高める新工法を25年ぶりに開発した。重量の重い大型アルミパネルなどを外壁に取り付けることが可能になり、建物がよりダイナミックな印象になるという。9月に発売し、東京五輪が開かれる20…

9月内に選定着手/越前市の新庁舎設計

福井県越前市は、9月定例市議会の閉会(18日)に合わせ、庁舎建設基本・実施設計の委託先選定に着手する。同市では原則として、プロポーザルか通常指名競争入札で業務委託を発注するため、「(閉会までに)諸条件を勘案しながら、発注方式を絞り込む」(…

液状化対策へ実証実験 間伐材丸太を打設 温暖化抑制にも効果

飛島建設(株)、兼松日産農林(株)、昭和マテリアル(株)の3社は、浦安市舞浜の浦安市運動公園内で1日、「丸太打設液状化対策&カーボンストック工法」の実証実験を公開した。当日は、行政関係者や学識経験者、建設業界関係者や報道陣など約300人が参加。資源の…

ICT建機利用のモデル工事を導入-石川県

石川県は、経験の浅い作業員でも操作できる「情報通信技術(ICT)搭載型」の建設機械の普及に向け、大手建機メーカー「コマツ」と協定を結んだ。建設業界で深刻化する人手不足の解消が狙い。同社製のICT建機のリースを条件とした県発注の工事を、モデル的に…

バイオマス発電所が森を潤す、原子力の日本海沿岸に風力と波力も

原子力発電所のイメージが強い福井県だが、再生可能エネルギーを導入する取り組みが着実に広がってきた。特に活発なのは地域の森林資源を生かしたバイオマス発電で、県内の2カ所で大規模な建設プロジェクトが進行中だ。沿岸部では風力発電や波力発電の開発も…

リニア「南アルプストンネル」で初の施工者決定

東海旅客鉄道(JR東海)はリニア中央新幹線の南アルプストンネル建設工事に関し、東端側に位置する山梨県側工区を手掛ける施工者を大成建設・佐藤工業・錢高組JVに決めた。JR東海の柘植康英社長が2015年8月27日の記者会見で、同JVと26日に契約を結んだことを…

高崎の新体育館 工費18億増132億に

高崎市は、JR高崎駅南側に建設している新体育館の建設工事契約を、人件費高騰などを理由に約18億1500万円増の約132億7600万円に変更することを決めた。議案を9月4日開会の市議会に提出する。 新体育館は昨年7月、日本製粉工場跡地で着工し…

北陸新幹線:小松に新幹線建設所 工事管理、地元説明担う /石川

鉄道建設・運輸施設整備支援機構は27日、北陸新幹線工事の管理監督や地元への説明を担う小松鉄道建設所(小松市)の開所式を行った。白山−加賀間の約40キロ区間を担当する。 沿線自治体の市長ら約20人が出席。小松市の和田慎司市長は自らが揮毫(きご…

「イベント誘致班」設置へ

下地敏彦市長は30日、スポーツ観光交流拠点施設の建設工事が着工したことを受け、市に「イベント誘致班」を年内にも新しく設置することを明らかにした。下地市長は「大型のイベントの開催は2年先まで決まっている。今から誘致しないと完成した後からでは…

「新東名の起点」建設に遅れ

中日本高速道路株式会社は現在、市内門沢橋で建設工事が進められている新東名「海老名南ジャンクション」から「厚木南インターチェンジ」の区間について、当初予定していた2016年度中の完成が厳しくなったと発表した。用地の取得に時間を要した事などが…

深さ50mで足りる! 「地中熱+エアコン」の冷暖房システムが新発売

コロナ(新潟県三条市)は、業界初となる地中熱と空気熱を利用したハイブリッド冷温水システム「GeoSIS HYBRID(ジオシスハイブリッド)」を2016年1月上旬から発売すると発表した。 新商品はこれまでの暖房運転に加え、冷房運転もできる。1セットで全館冷暖…

大船渡かさ上げ工事現場に大型SC建設へ(岩手県)

津波で被災し、かさ上げ復興工事が進められている大船渡市に建設予定の大型ショッピングセンターの計画案が27日開かれた県の審議会で承認された。今年10月に着工し来年4月にオープンする予定。大船渡市は「津波復興拠点整備事業」としてJR大船渡駅の…

リニア新幹線 大成建設など工事受注

JR東海はきょう、2027年に開業を予定しているリニア中央新幹線の工事を担当する建設業者を発表しました。工事の最難関ともいわれる全長25キロの南アルプストンネルのうち、山梨県側の7.7キロの区間を大成建設など3社が担当します。他の区間についても今後…

防衛局工事、県内受注額が大幅減 前年度比42ポイント差

沖縄防衛局が2014年度に発注した工事のうち、県内企業が受注した割合は件数ベースでは82%と前年度(87%)より5ポイント減となる一方、金額ベースでは29%となり、前年度(71%)よりも42ポイントの大幅減となった。沖縄防衛局は琉球新報の…

石狩湾新港火力、前倒しで1号に着工-北海道電力

北海道電力は18日、2019年2月の運転開始を目指す石狩湾新港発電所1号機(56万9400キロワット)の工事計画を北海道産業保安監督部に届け出た。同日着工し、約1カ月後から本格的な建設工事が始まる。石狩湾新港発電所は道内初のLNG(液化天…

日航など3社がIoT技術使い共同実験 空港作業着を端末にして体調を自動管理

日本航空、NTTコミュニケーションズ、東レの3社は17日、IoT(モノのインターネット)技術を活用した安全管理システムの共同実証実験を開始すると発表した。まず空港作業着となるウエアラブル端末を使い、日航が空港の屋外作業者の体調データをIo…

「壁壊さない」耐震改修の新工法、今秋より販売へ LIXIL

LIXILは今秋、既存の壁を壊さずに施工できる木造住宅向けの耐震改修工法「アラテクト」の販売を本格的に始める。このほど、同工法を取り扱う登録店舗をウェブサイト上で公開した。 同工法は、防弾チョッキなどに採用される高強度のナイロン系樹脂「アラミド…

富士山センター 設計見直しへ

静岡県は県議会九月定例会に提出する一般会計補正予算案で、富士山世界遺産センター(仮称)の本年度分の建設工事費十四億七千四百万円を減額する最終調整を始めた。センターの建設工事請負契約の入札が不調となり、設計を見直すため。しかし県議会最大会派…

工事現場を無人化する! コマツ、ロボット建機の革新

■レンタル料は3倍でも「十分に元が取れる」 利根川の見上げるような堤防の緑が、初夏の日差しを受けて色濃く輝いていた。コマツの「PC200i」という油圧ショベルが、その下で規則正しい動きを繰り返している。現場に出て2年目という20代のオペレーターが行う…

【建設業界の4~6月期決算】「工事採算を重視する」受注方針が決算内容に反映しはじめ、大手4社は最高益を更新

8月6日、建設業界大手4社の4~6月期決算が出揃った。大手ゼネコンでは工事採算の改善で利益が急伸し、最終利益は4社とも四半期としては過去最高益を更新した。 アベノミクス以前に受注した東日本大震災の復興工事や景気対策の公共工事は採算性が悪かったが、…