石狩湾新港火力、前倒しで1号に着工-北海道電力

北海道電力は18日、2019年2月の運転開始を目指す石狩湾新港発電所1号機(56万9400キロワット)の工事計画を北海道産業保安監督部に届け出た。同日着工し、約1カ月後から本格的な建設工事が始まる。石狩湾新港発電所は道内初のLNG(液化天然ガス)火力として石油、石炭に偏らない電源構成を実現し、老朽化した石油火力などを代替する役割を担う。

同社は今年9月に着工する予定で、1号機の建設計画を進めてきた。これを同日に早めたのは、後々の工程に余裕を持たせるためだ。冬季の作業は、豪雪や厳しい寒さの影響で予定通り進まず、遅延が発生することも予想される。工事を早期に始めることで、冬場の遅延リスクをあらかじめ吸収する。今後、発電所建屋の建築工事やガスタービン、発電機、排熱回収ボイラーなど主機の設置工事を順次、進めていく。

石狩湾新港火力、前倒しで1号に着工-北海道電力(1面)-電気新聞-