建設現場を安全快適に 人手不足解消へ一手

建設現場の快適さを高める改善が進んでいる。建設や繊維関連の企業が作業員の身長に合った足場や体調管理に役立つ作業着を開発し、提供を始めた。安全性の向上や負担軽減につなげ、深刻な人手不足の解消への一手としたい考えだ。 大阪市に本社を置くエスアー…

ドローン測量、建設現場に

政府は12日、新しい成長戦略の策定に向け閣僚や民間有識者が集まる「未来投資会議」の初会合を首相官邸で開いた。小型無人機「ドローン」を使った測量などを建設現場に普及させ、2025年までに生産性を20%向上させる。少子高齢化による人手不足に対…

建設現場の生産性2割増=政府目標、ICT活用-未来投資会議が初会合

政府は12日、成長戦略の新たな司令塔となる「未来投資会議」の初会合を開き、人手不足に悩む建設現場の生産性を2025年までに2割向上させる目標を設定した。同会議は、人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)などを駆使する「第4次産業革命」の推…

足場組まずにビルメンテ

ビルやマンションの定期メンテナンスは、大掛かりな仮設足場を組んで行う工事が一般的。近年、東京都や千葉県で「無足場工法」がリーズナブルな工法として注目を集めているという。 この工法は、ビルのガラス清掃を行う要領でロープブランコを使って行うもの…

安藤ハザマ/ICT使用の斜面計測監視システム開発/広範囲の変位を3Dで常時把握

安藤ハザマは24日、ICT(情報通信技術)を駆使した施工現場の斜面計測監視システムを開発したと発表した。CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)や無人航空機(UAV)を活用。広範囲の変位状況を3次元(3D)表示でリアル…

ゼネコン大手5社の開発費、今年度3.7%増−ICT・省エネ重点

ゼネコン大手5社合計の研究開発費が、省エネルギー対策や現場の生産性向上につながるICT(情報通信技術)活用技術向けを中心に増加傾向にある。2016年度の5社合計の研究開発費は、前年度比3・7%増の444億円程度になる見込みだ。経済産業省が…

大成建設/煙突解体の新工法開発/移動昇降足場で安全性向上、足場組み立て工期も短縮

大成建設は、安全性と作業性の向上を実現する煙突解体工法「テコレップ・システム」を開発した。煙突壁面部を取り囲むように移動昇降式の足場を設置して作業するため、従来の枠組み足場での作業に比べ、作業員や資機材の墜落・落下や高所作業のリスクを低減…

電設工事の北弘電社、電力に参入 大口客先に燃料電池

電気設備工事の北弘電社は2018年度以降、燃料電池を使った電力事業に参入する。オフィスビルなど一定の電力利用がある需要家の拠点に天然ガスで電気をつくる燃料電池を設置。発電した電力をビル内に供給する。客先で発電し、エネルギーを高い効率で利用でき…

県産材で新工法 木造軸組み+ツーバイフォー

大分県内の木材建築関連事業者が連携して、在来軸組み工法とツーバイフォー(壁組み工法)の長所を生かした新工法の普及態勢を整えた。施工が容易で工期が短縮できるため、熟練職人が不足する業界の課題解決が期待できるとして県も支援する。新工法は県産材…

玄関床タイルを1日でリフォーム - LIXILが新工法

LIXILは4月8日、1日で玄関の床タイルをリフォームすることができる新工法「玄関床タイルリフォーム工法」を開発し、専用接着剤「R-QF」の提供を4月1日より開始したと発表した。 新工法は既存のタイルの上にR-QFを塗り、新しいタイルを貼り付けることにより、…

コマツ、国交省 i-Construction 対応のICT建設機械6機種を国内市場に導入

コマツは、世界初のインテリジェントマシンコントロールを実現した、ICTブルドーザー5機種とICT油圧ショベル1機種を、スマートコンストラクションサポート契約とともに国内市場で販売開始すると発表した。 コマツは2015年2月より、建設現場の各種情報をICTで…

建設や物流など生産性向上へ対策本部 国交省

国土交通省は所管する建設や物流分野などの生産性向上に取り組む対策本部を7日に設置する。関連業界の生産性を引き上げて経済成長に貢献する分野にしたい考えだ。社会インフラの有効活用策、ICT(情報通信技術)やロボット技術などの先端技術の活用策も…

ブリヂストン、免震ゴムに注力 新製法で生産性向上

ブリヂストンが地震の揺れを建物に伝えにくくする「免震ゴム」事業を強化している。生産性を向上する新製法を開発し、29日に報道陣に公開した。東洋ゴム工業による性能データ改(かい)竄(ざん)問題などがあったものの、東日本大震災以降、採用は増えて…

まず県道赤石岳公園線を改良 JR東海がリニア建設工事日程案

JR東海は五日、大鹿村でのリニア中央新幹線建設関連工事について、今春の県道赤石岳公園線改良を皮切りに、リニアの南アルプストンネル、県道松川インター大鹿線拡幅、同トンネルの順に着手したい意向を示した。工事説明会に先立つ村民説明会は、三~四月…

高知城歴史博物館が姿現す 3月完成、来春オープン

高知城のお堀端に建設中の高知県立高知城歴史博物館(高知市追手筋2丁目)の外観が姿を現し、行き交う人々の目を引いている。灰色を基調とし、どっしりと重々しい雰囲気。工事は3月末に終了し、2017年3月にオープンの予定だ。 高知県立高知城歴史博物…

リニア品川駅で起工式 JR東海、地下40メートルに建設

JR東海は27日、2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の始発・終着駅となる品川駅の本格的な建設工事に着手した。これまでに山梨県でトンネル工事は始まっているが、駅の着工は初。 同日午前、起工式があり、JR東海の柘植康英社長や東京都の舛添要一知事…

建設業界の圧倒的な人手不足をIoTは解決する

危険、熟練技術者不足、生産性の低さといった建設現場の課題を、IoT活用・ICT建機・クラウドによる見える化で解決する。建機大手のコマツの提案するスマートコンストラクション(SMARTCONSTRUCTION)が注目されている。 ■お客様の課題は労働力不足 弊社のス…

建設工事にICT活用 静岡県、普及へ見学会

県は20日、マシンコントロール(自動制御)の油圧ショベルや小型無人機ドローンなどを使った情報化施工の見学会を静岡市葵区で開いた。情報通信技術(ICT)を活用した施工の普及を図ることで、工事の効率や安全性を高め、建設業界の課題になっている担…

リニア品川駅、27日から本格着工

東海旅客鉄道(JR東海)の柘植康英社長は19日、リニア中央新幹線の品川駅の建設工事に27日から本格的に着手することを明らかにした。地元自治体関係者らを招いて工事安全祈願と起工式を開く。リニア駅の本格着工は初めて。 品川駅は2027年に名古屋までの開…

中国人が日本の建設現場にびっくり 「安全第一」の徹底に称賛

急速な経済成長が続いていた中国では、各地で不動産や各種インフラの建設工事が行われていたが、建設に関する日本との違いでもっとも驚くべきは「建設速度が非常に速い」という点だろう。 もちろん、中国でもすべての建築物の建設速度が速いというわけではな…

2030年建設予定!月面でロボットが組み立てる“ムーン・ヴィレッジ”がスゴイ

2030年に欧州宇宙機関(ESA)がMoon Village(ムーン・ヴィレッジ)という村を月面に作る計画が進行中だ。 以前、NASAで火星探査のための宇宙飛行士を募集中とお伝えしたが、火星探査計画の進行により惑星探査も新時代に突入したといわれている。 そこでESA…

耐震化へ足場設置 補強工事が本格化 /広島

広島市は5日、初の耐震補強を施す原爆ドームの周囲に足場を組み始めた。工事完了は3月下旬の予定で、その間ドームの一部は落下防止用の網状シートで覆われる。 ドームの耐震化をめぐっては、市が実施した耐震性調査で、最大震度6弱の地震で外壁5カ所に大…

生産性向上を支援/建設業関係予算5.6億円要求/国交省土地・建設産業局

国土交通省の2016年度当初予算案のうち、土地・建設産業局が要求した建設業関係予算は、総額約5億6000万円となった。将来にわたる社会資本の品質確保と適切な機能維持を図るため、技能労働者の処遇改善などを通じた担い手の確保・育成を強化すると…

飯舘村商工会 新会館建設の安全祈る

東京電力福島第一原発事故で避難区域となっている飯舘村草野地区で26日、飯舘村商工会の新会館建設工事の安全祈願祭が行われ、関係者が工事の安全を祈った。 関係者約30人が出席した。同商工会の赤石沢栄会長らがくわ入れし、県相双地方振興局の御代典文…

被災3県で「連絡会議」設置 復興推進へドローンなど活用

国土交通省は、東日本大震災の復旧・復興工事の担い手不足解消に向け小型無人機「ドローン」による測量など情報通信技術(ICT)の導入を加速するため、本県と宮城、岩手の被災3県などでつくる震災復興「i―Construction(ICT)」連絡会議…

秋田市新庁舎、秋田杉の外観現れる 工事進捗率77%

秋田市の新庁舎が、徐々に姿を見せ始めた。建物の四方を覆うシートの一部が取り除かれ、秋田杉を使った外観が見えるようになった。 市新庁舎建設室によると、外壁の塗装など、仕上げ作業を終えた部分からシートを外している。先月下旬に南側(約65メートル…

小断面トンネルで外殻、地下に大空間を施工する新工法

大成建設は、小断面の円形シールドトンネル(以下、シールド)で外周構造を構築して大断面の地下空間を施工する「リボルバー工法」を開発した。2015年9月に国土技術研究センターから建設技術審査証明を得た。地下に整備する高速道路の分岐・合流部などでの活…

畜舎新工法開発 構造規格化、工期短く 中央畜産会

中央畜産会は、畜舎の基本構造を規格化して工期を短縮できる、新しい工法を開発した。大手メーカーのプレハブ住宅のように、建築基準法令に適合していることをあらかじめ確認する「型式適合認定」を畜舎で初めて取得。中柱のない大きな空間が確保でき、設備…

松江市にメガソーラー、協和エクシオが新工法で架台を固定

通信分野などの電気通信関連インフラ企業である協和エクシオは11月20日、島根県松江市で出力約2.328MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「エクシオ松江 ソーラーファーム」の稼働を開始したと発表した。 11月2日に売電を開始し、11月19日に竣工式を開催…

自動運転?「ルンバ」が走るイマドキの建設現場

超高層ビルの建設現場を“ルンバ”が走っていた。いや、違う。これはロボット掃除機ではなく、ロボット建設資材運搬機だ。 現場の作業員が許可ボタンを押すと、資材置き場に積まれた資材の下にすっと潜り込み、自ら資材を荷台に積む。自動で貨物用のエレベータ…