大林組など3社の首都高拡幅工事、新工法で通行止めなし

 通行止めなしで工事―。大林組など3社が首都高速道路の板橋ジャンクション―熊野町ジャンクション間で、新工法による車線拡幅工事を進めている(写真)。同区間は上下に高速道路が走り、道路の両脇を橋脚が支えており、拡幅は車両の通行を止めないと不可能とされていた。新工法は通行を妨げずに施工可能。同社では施工状況を同社ホームページで紹介している。
 新工法は首都高が考案し、大林組は同工事で橋脚を支える基礎部分を担当。鉄骨を緊密に配筋して土台を強固かつ一回り大きくする。橋脚は音さ型の構造で上下の道路を支えているが、新工法は拡幅分だけ広げた新しい橋脚を、既存の橋脚の前後に挟み込んで道路を受け替える。既設の橋脚を撤去した後、道路を広げる予定だ。

大林組など3社の首都高拡幅工事、新工法で通行止めなし:日刊工業新聞