飯舘の災害公営住宅建設工事の安全祈願

 東京電力福島第一原発事故で全村避難した飯舘村の災害公営住宅大谷地団地」の建設工事安全祈願祭は16日、同村草野の建設予定地で行われた。
 施工業者の英(はなぶさ)工務店(飯舘村)が実施し、村や同社の関係者合わせて約30人が出席した。菅野典雄村長は「復興のシンボルとしたい」と誓った。
 建設予定地には現在、老朽化した約50戸の村営住宅が立っている。村は全て解体し、広さ1・3ヘクタールの土地に16戸の住宅と公園、集会所を平成30年度までに建設する。
 第1工区として、延べ床面積75平方メートルの木造平屋住宅を4戸、85平方メートルの木造2階建て住宅4戸を来年4月までに約2億円を投じて完成させる。
 入居者は今後募り、避難指示解除後に入居する。

福島民報 2015/09/17