9月内に選定着手/越前市の新庁舎設計

 福井県越前市は、9月定例市議会の閉会(18日)に合わせ、庁舎建設基本・実施設計の委託先選定に着手する。同市では原則として、プロポーザルか通常指名競争入札で業務委託を発注するため、「(閉会までに)諸条件を勘案しながら、発注方式を絞り込む」(所管課)方針だ。
 9月補正予算案では設計業務委託費として、2015-16年度の継続費1億3900万円を設定している。
 所管課によると、「12月までに委託先を決める」考え。同市の委託先決定までの期間は、これまでの事例からプロポーザルが約2カ月、通常指名競争入札が約2週間を要するとみられる。
 履行期間は1年半程度を見込んでいる。
 規模は延べ約1万1500㎡を想定。行政執務機能が9000㎡以内、議会機能が800㎡以内、市民利用機能が1700㎡以内となる。
 着工は17年度半ばを予定。19年度下期の完成を目指す。
 概算事業費は67億9000万円と試算。そのうち、建設工事費が57億5000万円を占める。建設地は同市府中1-13-7。

9月内に選定着手/越前市の新庁舎設計 | 建設通信新聞