7月下旬から手続き開始/医療C基本設計提案競技/浜松市

 浜松市は、浜松医療センター(中区富塚町328)に整備する新設棟の基本設計者を公募型プロポーザル方式で選定する予定だ。順調に進めば、7月下旬から手続きを開始し、11月下旬に特定する。基本設計は2016年度までの2カ年で実施する。供用開始時期は未定だが、基本設計から実施設計、建設工事の完了までには、7年程度かかると見込んでいる。
 構想によると、新設棟は現センター南側に隣接する駐車場に建設する。施設規模は8階建て延べ約3万8000㎡。地下免震構造を採用し、屋上にヘリポートを設置する。外来、救急などの各部門を配置する下層部(1-3階)と、病棟の上層部(4-8階)の2ゾーンに区分し、3階部分に上空連絡通路を設け、既存棟とつなぐ。病床数は420床程度。
 運営計画支援は、アイテックに委託している。
 現センターは、1号館(SRC造地下1階地上9階建て延べ1万2910㎡)、2号館(同1万0008㎡)、3号館(同地下2階地上9階建て延べ1万5402㎡)、南館(同3階建て延べ1820㎡)など総延べ4万2978㎡の施設で構成する。病床数は計606床。このうち1、2号館は免震レトロフィット工法で地震対策工事を完了している。

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