建設工事の安全を祈願 源吉兆庵鳥取工場

 高級和菓子製造の源吉兆庵(本社・岡山市)が鳥取市所有の三洋電機工場跡地(南吉方3丁目)に進出するのに伴い、市が整備する賃貸工場の工事安全祈願祭が18日、現地で行われた。
くわ入れをする岡田社長(右)ら=18日、鳥取市南吉方3丁目
 市や県、施工業者、同社関係者らが出席。神事で祝詞奏上やくわ入れがあり、出席者が玉串をささげた。
 同社の岡田拓士社長は「鳥取の海山の産物を使いながら、新しい時代と地域のニーズに合った菓子作りをしていきたい」とあいさつ。深沢義彦市長が「ここは鳥取の農業と大変縁の深い土地。鳥取の農産物をぜひ使っていただきたい」と期待を込めた。
 工場は、跡地約5ヘクタールのうち北側の2ヘクタールを活用。鉄骨2階建ての工場棟延べ約6400平方メートル、鉄骨平屋建ての排水処理施設棟延べ約600平方メートルの2施設(工費約17億円)を建設する。
 2016年4月の操業開始を目指し、県産米「きぬむすめ」を材料とした米菓などを製造予定。鳥取市内に立ち上げたグループ会社「山海惣」が運営するという。

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