ユアテック、電柱の元位置建て替えで新工法-仮鉄柱活用し効率化

ユアテックは、住宅地などにおける電柱の元位置建て替え工事を大幅に効率化する新工法を開発した。組み立て自立式で建柱掘削不要の仮鉄柱を用いることにより、一連の工程を6人による6時間の作業に抑制。建柱・撤去作業をはじめ、従来型の仮柱設置で生じる手間やリスクを解消する。
電柱建て替えでは、周辺住民や道路を管理する自治体から元位置への施工を求められるケースが増えている。この場合、いったん仮の電柱を古い電柱の付近に建て、配電線などを移設。旧柱撤去後の穴に新柱を建て、電線類を仮柱から戻し、最後に仮柱を撤去する。
仮・新2回の建柱を伴うため工事期間が2~3カ月と長期化するうえ、作業停電が2回以上発生。また仮柱建柱時の掘削で水道管など地下埋設物を傷つけるリスクが生じる。一時的に仮・新柱が併設されるため用地交渉や手続きも難しい。

 

ユアテック、電柱の元位置建て替えで新工法-仮鉄柱を活用し効率化(7面)-電気新聞-