岩見沢にタマネギ新工場建設へ 佐賀の青果卸売業

岩見沢佐賀県の青果卸売業ミツセ(三瀬嘉人社長)は、岩見沢に新たに別会社「キタセ」を立ち上げ、同市内の岡山工業団地にタマネギの集荷・加工場を建設する。13日にも着工し、9月末の完成を目指す。社員とパート約30人の新規採用を予定している。
 ミツセは、佐賀県産や道産のタマネギを中心とした卸売りを展開。むきタマネギなどの加工も手掛けている。岩見沢は道内有数のタマネギ産地であり、物流の便も良いことから、工場の建設を決めた。
 工場は平屋建て1650平方メートル、総事業費約4億円。岩見沢産タマネギの選果、むきタマネギへの加工などを行い、全国のスーパーなどに出荷する。岩見沢産が品薄となる5~7月は佐賀県産を使い、通年出荷を目指す。当初は年間計5~6千トンを想定している。
 10日に行われた起工式には、建設工事を担当する会社の関係者ら約30人が出席し、工事の安全を祈った。キタセの社長も兼ねる三瀬社長は「生産者の力になれるよう頑張りたい」と話した。

岩見沢にタマネギ新工場建設へ 佐賀の青果卸売業 | どうしんウェブ/電子版(道央)