札幌・白石区複合庁舎、来秋にも開設 絵本図書館や移転区役所、工事本格化

 市営地下鉄東西線白石駅近くの札幌市白石区南郷通1南で、白石区役所や市内初の絵本図書館(仮称)が入居する「白石区複合庁舎」の建設工事が本格化している。老朽化した区役所などを移転する計画で、複合庁舎は地下鉄駅と直結。隣接地には民間の商業ビルが建設されることになっており、駅周辺の新たなにぎわいづくりへの期待が高まっている。庁舎と商業施設は2016年度秋~冬に同時オープンする予定。
 複合庁舎の敷地面積は4250平方メートル。庁舎は地上7階地下2階で、1972年建設の現在の区役所は、直線距離で約760メートル北東に位置する本郷通3北から移転する。絵本図書館の蔵書は幼児向けの絵本を中心に約2万冊に上り、保育所や幼稚園が団体で利用できる部屋も設ける。このほか、保健センター、区保育・子育て支援センター「ちあふる」、区民センターが入居する。総事業費は約63億円。
 隣接する民間の商業施設は地上4階地下2階で、銀行や飲食・物販店などが入る計画。商業ビルや複合庁舎の利用者向けの駐車場(計250台分)も併設する。

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