カンボジア・シハヌークビル港多目的ターミナル整備工事を着工

東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤 恭司)と前田建設工業株式会社(代表取締役社長 小原好一)は、2014(平成26)年11月にシハヌークビル港湾公社(カンボジア王国)から「シハヌークビル港多目的ターミナル整備工事」を受注し、この度着工いたしました。本事業は日本政府が独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じて供与する円借款にて実施されるものです。受注金額はJV総額で約51.3億円(内、当社受注額約35.9億円)、2017(平成29)年7月竣工予定であり、当社にとりましてカンボジア王国における過去最大規模の工事となります。

カンボジア唯一の大水深港であり経済活動の拠点港でもあるシハヌークビル港は、同国の堅調な経済成長に伴い、取扱貨物量が毎年10%を超える増加を続けています。一方、コンテナ貨物以外の一般・バルク貨物は小規模な既存埠頭で取り扱われており、需要の増加に対応できない状況にあります。 本工事は、これらに対応するためバルク貨物埠頭やオイルサプライベースからなる多目的ターミナルを整備するもので、貨物取扱能力の向上によって貿易が増加し、同国の経済発展につながることが期待されています。

カンボジアはここ数年実質GDP成長率が7%台と高い伸びを示しており、今後もインフラ整備プロジェクトが見込まれています。当社は1997(平成9)年にプノンペンに事務所を開設して以来、営々と重ねてきた営業実績と今回の工事の経験を活かし、同国における様々なインフラ整備プロジェクトに参画してカンボジアの経済発展に寄与してまいります。

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