松山で木質バイオマス発電/15年秋にも着工/エネ・ビジョン

 エネ・ビジョン(本社・名古屋市千種区、森田孝社長)は、松山市に大規模木質バイオマス発電施設の建設を計画している。建設と運営は同社の100%出資小会社「合同会社えひめ森林発電」が担当する。今秋にも土木・建築工事に着工し、2016年秋にプラント工事に着手する。2017年12月の完成、18年1月の営業運転開始を目指す。事業費は50億円前後を見込む。
 現在、設計者を選定中だ。施工者は今後、土木・建築工事とプラント建設工事、電気工事に分けて選定する。
 発電所の建設地は、 同市大可賀3-10-2の三菱化学のコンビナート跡地で、 敷地面積は約2万8000㎡。
 出力1万2500kW、年間発電量は約8万7000メガワット時を想定し、年間に一般家庭の2万4000世帯分の電力を供給できる。
 木材の使用量は年間約12万tで、うち6万tは県内産木材を利用する。四国電力に売電し、売上高は約24億円を予定している。
 エネビジョンは、豊田通商の子会社で、島根県でも木質バイオマス発電を計画している。

松山で木質バイオマス発電/15年秋にも着工/エネ・ビジョン | 建設通信新聞