四国中央市の市民文化ホール再設計/あい設計に決まる

 愛媛県四国中央市は、市民文化ホール建設事業基本設計および実施設計業務を一般競争入札した結果、3495万円(税別)であい設計に決めた。同者を含め12者が応札した。
 これまでに建設工事の入札を3回実施したが、中止や不調で落札に至らなかったため、規模などを縮小し、再度設計することにした。
 業務内容は市民ホール建設に伴う基本設計と実施設計など。市の計画では、規模に延べ7000㎡程度を見込み、大ホール(800-1000席)の整備を予定している。舞台は可動プロセニアム形式を検討し、音響反射板などを活用したコンサートに適した空間にする。コンベンションエリアには多目的ホールや会議室などを配置する。エントランスロビーには書道パフォーマンス甲子園の優秀作品を展示するスペースを設ける。駐車場は400台、駐輪場は50台とする。建設費に約55億円程度を想定している。
 今回の設計業務の予定価格は1億1110万円(同)に設定していた。履行期限は2016年3月18日。16年度の着工、19年度の完成を目指す。
 建設地は同市妻鳥町字古井池1830-1ほか。敷地面積は2万1056㎡。
[ 2015-03-26  14面  面名:中国・四国・九州面]

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