北陸新幹線:小松に新幹線建設所 工事管理、地元説明担う /石川

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構は27日、北陸新幹線工事の管理監督や地元への説明を担う小松鉄道建設所(小松市)の開所式を行った。白山−加賀間の約40キロ区間を担当する。

 沿線自治体の市長ら約20人が出席。小松市の和田慎司市長は自らが揮毫(きごう)した建設所の看板を鈴木隆所長に手渡した。鈴木所長は「開業までの工程はタイトだが、品質のいいものを造ることが使命だ」とあいさつした。

 当面は3人態勢で、工事の進み具合に合わせて増員する予定。同区間は2012年に着工。23年春ごろ開業する。建設中の金沢−敦賀間114キロのうち、金沢、福井、敦賀では既に建設所が設置されている。