大垣市新庁舎/5月以降に設計公告/2.1万㎡、工事費90億想定

 岐阜県大垣市は、新庁舎基本構想を策定した。2015年度予算案には基本設計費など9990万円を計上。5月以降の早い時期に基本・実施設計一括の公募型プロポーザルを公告する予定で、施工を含める可能性もある。16年度までの2カ年でまとめる。
 市は現在、本庁舎(RC造4階一部2階建て延べ1万0736㎡、1964年完成) を中核施設とし庁舎機能を分散配置している。老朽化のほか、 耐震性、狭あい化、市民サービスなどの点で課題を抱えているため、新庁舎建設基本構想策定委員会(委員長・竹内治彦岐阜経済大副学長)を立ち上げ審議してきた。
 委員会は必要な庁舎機能を算定。規模や事業費、建設地などを検討し、基本構想案を市に提出。市の意向として改めて基本構想を策定した。
 基本構想では、新庁舎の規模を2万1000㎡程度と想定。建設工事費は90億円を見込んでいる。敷地形状、地盤特性、建物仕様が未確定であるため、解体費、外構整備費などを含めた総事業費は未定。
 事業手法などは構想では示さず、設計施工一括発注(デザインビルド=DB)方式やPFI方式などを含めて議論しており、基本設計・実施設計発注までに確定する予定。
 建設地は同市丸の内2-29の現庁舎敷地北側の道路や駐車場などがある隣接地1万1956㎡。
 建設工事は17年度から着手し、合併特例債の活用期限である20年度の竣工を予定している。

大垣市新庁舎/5月以降に設計公告/2.1万㎡、工事費90億想定 | 建設通信新聞